●311 日本青年・日本女子 にっぽんせいねん・にっぽんじょし 〇たてたてわがともよ・ああわれらおとめご

 表題:日本青年・日本女子
 読み:にっぽんせいねん・にっぽんじょし

 収録:(A)大特撰樂譜 127,128 成樂會 1925(T.14).6.5 ◎[A2-70] Copy=(P118)

 記譜:斉唱(人聲伴奏付き) ハ長調 4/4

 インチピット:ドソソファ#ソラ|ソミ|ソラシドレド|ドシ

 曲:Music by G. Blanc ブランク,ジュゼッペ(Blanc, Giuseppe)(1886-1969)[イタリア]か
 詞:犬童信蔵(S.Kend) ※1925(T.14)作詞


[詞] ※大特撰樂譜 127,128より

[日本青年]
1.起(た)て起て我友よ 雄心(をごころ)身にしめて
  御國(みくに)を背に負へる
  日本男兒(やまとだんじ)我等 起て起て我友よ 雄心身にしめて
  我友起たずば 御國は如何に
  眼(まなこ)をひらきて 廣き世界見よや
  文明いかにか 富強(ふきょう)は如何に

2.見よ見よ美(うるは)しく 秀づる國体(くにぶり)を
  さは云へ 國やせて民の心驕る
  見よ見よ美しく 染めなせる日の旗を
  さは云へ 輝やく光輝(ひかり)は如何に 奮(ふる)ひて起てよや
  我友日本青年(にっぽんせいねん) 奮いて起てよや 我同胞(はらから)よ
  強(つよ)めや 富ませや 尊(たふ)とき日の本


[日本女子]
1.嗚呼我等乙女子(をとめご) 嗚呼我等乙女子
  古き陋習(ろうう)を 如何でか踏むべき
  嗚呼眼(まなこ)を開き 嗚呼世界を見よや
  女子(をみな)の活動 それはた如何に 日本婦人の奮ひ起つは今ぞ
  青春の我とも 勇みて起てよ

2.嗚呼体力如何に 嗚呼智力は如何に
  其身きたひて 智徳をみがけよ
  嗚呼眼を開き 嗚呼御國を見よや
  國力如何にか 富強は如何に 日本婦人の奮い起つは今ぞ
  青春のわが友 勇みて起てよ 御國の重責を 我等も背擔(せお)へり


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